高瀬山元旦ウォーキング
9時45分、集合場所の久知良一区コミュニティーセンターに到着。
初めての参加だったが何人か知っている顔があり少しほっとする。
受付で参加費200円(久知良区民は無料)を払ってペットボトルのお茶を頂く。
10時に開会式があり主催者の「森の文化を伝える会」久知良1区2区協議会会長より歓迎の挨拶がある。
続いて来賓として参加の玉田輝義県議のご挨拶がある。(玉田県議はご夫婦で参加)
この元旦ウォーキングは昨年に続く2回目の開催とのことだが、昨年は久知良1区区長の佐藤和夫さん(写真右の人)が個人的に企画して34名の参加者があったそうです。
因みに、今回は50名の参加だそうです。
<高瀬山元旦ウォーキング開催の経緯と佐藤さんの想い>
子供の頃に良く遊びに登った山なのに近年は登る人が殆どなく、周回路の1/3程度は雑木や松の木が茂り、道が分からない程に荒れていた。ふるさとの森を何とか昔の様にしたいとの想いで区民ボランティアによる整備を提案し、重機なども入れて道を通れる様に出来た。ほぼ同時期に区内に「森の文化を伝える会」のボランティアグループが発足。県の補助金も受けてベンチ、階段、表示板等を設置して現在に至った。
ウォーキング前のストレッチを行って早速ウォーキング開始。
近くの農免道路の歩道を歩いて山の方に向かって、田んぼの中の道を進みしばらくすると高瀬山登山口に。
成程、綺麗な表示板が設置されていて分かり易い。
登山口から尺間山、高瀬山方面に入るといきなり傾斜のある山道になる。
周りは雑木林で整地された路面(砂利道)が続く。
暫らく雑木林の中を歩くと開けた道に出て、左側に清六岩が見えて来た。
その昔、久知良の部落に清六と云う冒険好きな男が居て、彼が初めてこの急峻な岩壁を素手、素足で登ったことで「清六岩」と名付けられた。・・・かどうかは不明で、自分の想像の話です(汗)。(正式な名称の謂れは確認していません)
冗談はさておいて、ロッククライマーの訓練用の岩壁として格好の場所の様に思える。
更に山道を進んで行くと三重町の街並みが見渡せる開けた場所に大きな一枚岩がある。大分から参加したと云う高校生母子はその岩に登ってキャーキャーと燥いでいた。
(オジサンも一緒に登ってみたかったがじっと見守るだけにした)
暫らく進むと尺間山方面への分岐があり、そちらに進むと木で作られた鳥居がありいかにも厳かな気持ちになる。
ここから先は杉木立の中をぬって尺間山頂を目指す。急峻な山道には杉の葉が沢山落ちていて滑らない様に足元に注意が必要である。
この杉木立を抜けると直ぐに尺間山頂である。
山頂に立つと三重町方面は180°開けた眺望で、歩き始めの曇り空が晴れ間に変わり、正に天にも登った様な感激のひと時となった。
この時、時計は10時45分を指していてスタートして約30分である。途中、可成りの急激な坂道はあるものの30分程度の山歩きでこの眺望は美味しいコースである。
国旗(日の丸)持参の地元貴婦人の破顔一笑の一コマ(^^♪
高校生と一緒に参加のファミリーもいい顔でピース\(^o^)/
(なんとご婦人2人はmi.e.leオープンセレモニーで生演奏をして頂いた柳井さんと望月さんです)
尺間神社に手を合わせて今年の無病息災を祈願。
その後、来た道を引き返して尺間山分岐点まで歩き、高瀬山周回コースに入る。
比較的平坦な道を暫らく歩くと「山の神、生目神社、仁王塔」の広場に出る。
天気も良くなってここで暫し休憩。同行のワンちゃんも楽しそう🎵
これから先の周回道路が下り坂で重機を入れて整備を行った道だそうだ。
途中の神明様が祀られている場所
因みに神明(しんめい)神社は天照大神を主祭神とし、伊勢神宮内宮を総本社とする神社である。神明社、神明宮、皇泰神社、天祖神社などとも言い、通称として「お伊勢さん」と呼ばれることが多い。(Wikipedia引用)
更に下り坂を下りると窪んだ道には落葉が山の様に積もっていて、落ち葉を蹴って歩く感触は子供の頃の記憶を呼び戻してくれる。「落ち葉の絨毯」以上のフッカフッカの布団の感触が気持ちいい。
舗装道路しか歩かなくなった現在人に是非とも経験して欲しい自然の感触。特に子供達には。
落ち葉の道を歩く子供の足は飛び跳ねて燥ぎ回っていた。
高瀬山を下山後は民家や畑の脇道を抜けて平坦な道路を歩く。
写真は原のため池沿いの道。
スタート地点の久知良1区コミュニティーセンターにてゴール\(^o^)/
帰着時間11時30分。4.2kmのコース所要時間は1時間15分。
ちょっと急峻な山歩き主体のウォーキングコースではあるが、その距離と時間が適当で景観が楽しめる素晴らしいコースだと思いました。
コースの整備や表示板などの準備をして頂いた地元の主催者の皆様にお礼を申し上げます。
ゴール後は主催者のおもてなしでぜんざい、煮つけ、果物などが振舞われて、参加者一同は談笑しながら元旦ウォーキングの余韻を楽しませて頂きました。
裏方で色々と準備、お膳立てをして頂いた皆さんには正月早々で大変だったと思いますが感謝申し上げます。ありがとうございました。
野尻和寛(記)