大野 由紀
地元豊後大野市を中心に主張型手ごねパン教室講師・野菜ソムリエ。
料理教室開講等を通して地元の食材、人材のPR活動を行っている。
【プロフィール】
豊後大野市三重町出身。
三重町新田小学校、三重中学校、三重総合高校卒業。
高校時代は、生徒会長を経験。馬術部に所属していた。高校卒業後、開講当初から憧れていた、APU立命館アジア太平洋大学に入学。在学中に2度の海外留学を経験。(アメリカ合衆国ミネソタ大学・オーストラリアアデレード大学)
帰国後、世界共通の文化である食べるという事「食」という分野に興味を持ち、食育系資格、料理教室認定講師ライセンスを取得。
大学卒業後、教育関連会社(株)京進に入社。
名古屋市の学習塾副教室長に赴任。英語講師、英検指導、進路指導等担当。小学校英語指導者資格も保有。
第1子出産後、退社。大野町出身のご主人と、地元にUターン。
第2子妊娠中に自宅パン教室開業の為、資格を取得。産後、野菜ソムリエ取得。
【活動内容】
『幼い頃から、よく変わった子だと言われていました。自分では自覚はあまりなく、変わっている事をしているつもりがなくても、だいたい周りとは違う事をしてしまう子で親も頭を悩ませていたようです。』
社会人になってからも人がやらない事をやろうと意識せずにやってしまうと言われていたという大野さんは、自分の気質を受け入れてくれた周りの皆さんのおかげで、自分の夢を見つける事が出来た事、相手の事を認め、受け入れる事の大切さを身をもって感じ、人の長所(いい所)探しをする事を一種のコミュニケーションツールとして活用していきたいと考えた事がキッカケになり活動を始めた。
現在、地元(豊後大野市)の食材、人材のPRを兼ね、野菜ソムリエとして地元食材を活用したレシピの考案、主張型手ごねパン教室の講師、料理教室開講を行っている。
自分自身が出向くことで、地域における生涯学習の充実や、地域の方の交流の場、息抜きや趣味の時間を提供し、地域の活性化に繋げたい!と、想いを込め活動している。
また、飲食店への出張教室を開催する際には、あえて、午前中から実施、昼時に終了するようにしている。
理由は、参加者やそのご家族が、開催したお店で食事や、テイクアウトをしていただき、お店の売り上げ向上に繋げたいという想いからの時間配分。
教室を開講すると並行して、豊後大野市内の企業、生産者の方々とのコラボレーション商品やサービスの考案も行っている。
現在、試作中2社、製造販売中1社。
※野菜工房村ネットワークとのコラボ商品「野菜パウダー」
「野菜パウダーを練りこんだ野菜ロールパン」の販売中!
【これからの夢】
『自然環境や新鮮な特産物等に恵まれた豊後大野市の豊かな食材、そして、都会ではなかなか感じにくいコミュニティ。
人と人を繋がり、人材を活用しながら、人と人、モノとモノとが繋がっていく架け橋になっていきたいです。
そして、自分達の子供たち、次の世代が戻ってきたい!と思える地元を作っていきたい。
自分を育ててくれたこの地に恩返しがしたいという想いから、この活動を始めました。
将来的には、地域の方々に親しまれ、地域の活性化に繋がるような場を、主人の地元である大野町に作りたい!と思っています。
市町村合併前からの町村の壁を完全に取っ払い、豊後大野市をひとつに、若い世代を引っ張っていける人材になりたいです。
私の中のテーマとして、いつも考えているのが《think gloholly ,Act locally》~グローバルな視野で考えてローカルに行動する~
環境問題等でもよく取り上げられる言葉ですが、この地域で活動する上ですごく当てはまると思います。
豊後大野市は小さな町です。どんなに背伸びをしても、世界に比べたら本当に小さなコニュニティーです。しかし、どんなに小さくても巡りめぐって、世界に繋がっていると思います。世界とどんどん繋がっていける時代です。
世界の一部として胸を張って生きていきたいです。』
・・・告知・・・
自宅教室および加工所を大野町に建設予定(2019年春完成予定)
現在三重町駅前Bookcafe kmrbでパンの製造販売中
【豊後大野市に対して感じる事】
10代~20代前半は、田舎がかっこ悪いと、都会に憧れて、1度は地元を出ました。
Uターンしようと思った理由は、都会での暮らしが、子育てをする上で自分のスタイルに合わない。と、感じたから。生まれ育った地でのびのびと子育てがしたいと、強く感じ、地元に戻る事を決心しました。
豊後大野市に戻ってくる際に一番困った事は、就職に関する問題です。
特に小さな子供を持つははおやとして、なかなか職がなく、個人で活動を始めようと踏み切った大きなキッカケにもなりましたが「女性が働きやすい田舎」というのは、すごく魅力的ですし、何より未来を担う子供たちを育てやすい環境。は、条件として、現実問題「雇用」「起業」も含め、働く場の創造は、今後の課題であると感じています。