緒方まちづくり協議会が平成28年度に策定した「まちづくり地域計画」に掲げたスローガンは、「人と地域資源を活かしたまちづくりプロジェクト~清流の里づくり~」です。
地域の重要課題である「少子高齢化・過疎化」に対し、緒方ファンを増やし、地域の活性化を図ることで解決に導こうとアイデアを出し合い、取り組んできました。その取組の一つとして、「フットパス=おしゃべりウォーク」に取り組んでいます。緒方町内には古くから先人たちが残した石仏・石橋などの多くの文化財や、原尻の滝・蝙蝠(こうもり)の滝などの観光名所、そして、緒方平野に張り巡らされた井路の原風景があります。これらの地域資源を結びつけたウォーキングコースをこの度、開設しました。
地域の方との会話を楽しみながら、また、時には地域の方々によるおやつなどの接待を受けながらウォーキングを楽しむ、これが緒方版フットパスです。さらに、協議会では「フットパスオリジナル弁当」を開発しました。グループで参加の方は、予約をいただければ購入することもできます。
また、平成30年度には渡り蝶「アサギマダラ」を呼び込み新たな名所にしようと、緒方中学校の敷地内の法面に、中学生と一緒にフジバカマの植栽を行いました。すると、その秋には、さっそく数頭のアサギマダラが立ち寄ってくれました。
今後は、蝙蝠の滝を巡る「草深野(こうもりの滝)コース」、原尻の滝や神社・石仏を巡る「原尻の滝周辺コース」、アサギマダラ観賞や洋菓子店・苔玉工房を巡る「南部コース」、2つの酒蔵や文化財を巡る「酒蔵コース」、これら4つのコースで順番にイベントを行い、緒方ファンの獲得を目指していきます。皆さんもぜひ、おがたフットパスに参加し、見て・味わって・おしゃべりして、ウオーキングを楽しみませんか?