4回目になる三重総合高校演劇部による一般公演。
エイトピアおおの小ホールから始まり、初回から話題になっていたこの公演ですが、回を重ねる毎に更に観客は増え、今回もエイトピアおおの大ホールには、沢山の観客が訪れていました。
告知のチラシから興味をそそる演目。
一体何が現れるのか…ワクワクしながら会場に足を踏み入れました。
会場入り口には、三重町の中学生折り紙アーティスト佐々木泰志さんの作品がお出迎え
彼の折り紙作品は、まさに芸術!その繊細に魅了される作品です!
扉を開け、中に入ると、一回入り口には立ち見の人で立つ場所が私達でいっぱいになって
近い場所で見たかったのですが、前の席で見れるはずもなく、二階へ席を探しに
二階はまだ少し余裕があったので席にありつけました。
最初の方は、これがどうゴジラと繋がるのかな?と、何気なく見ていましたが
演劇部の皆さんの演技に徐々に引き込まれていき…
観客は幅広い世代の人たちがいたので、最初落ち着きのなかった小さな観客たちも、徐々に引き込まれていき
中盤には、会場全体がステージの虜に!
会場から一斉に笑い声があふれる場面や、ステージの演出にハッとする場面、演者の表現に観客から出ている賞賛の空気。
あっという間のクライマックスに、釘付け!!
会場からは、鼻をすする音が聞こえていて、私もその音を響かせた一人。
ラストの場面のセリフは、単にエンターテイメントというだけの演劇でなく、色んなことを考えさせられるようなもので、
終わった瞬間、いい意味でボー然となりました。
この公演で、演劇部を卒業するメンバーの代表者から挨拶があったのですが
その挨拶の中に何度も登場した「地域の皆さんに感謝」という言葉。
このステージがある有難さを感じながら、精一杯のエンターテイメントをお返ししたいという想いと真剣さが改めて伝わってきました。
当たり前でないステージ。当たり前でない今。
沢山の苦しい事やきつい事も味わってきたからこそ、
「有難さ」を感じて言葉や体で表現出来た事なのではないかと。
このステージまでの日々を、演者としての衣装を脱ぎ、等身大の高校生として語る様も、心揺さぶられました。
きっと、会場に来ていた沢山の人が、私のような感覚になったのでしょう
公演後の出口、
お見送りをする演劇部の皆さんに沢山の称賛の声がかけられていました
演劇部の皆さーーーん
また
来年も
楽しみにしていますよーーーーー!!